2019年12月5日木曜日

115系を追っかけまわる旅 〜後編〜


 115系を追っかけまわる旅の後編です。

 新潟大学前から越後線の115系に乗り、新潟駅ではバスを見たり到着する信越線の115系を見たりしました。
 今度は越後線の内野方面の列車に乗りながら途中の駅で交換する115系を狙います。

発車時刻変更のため表示がオレンジ色

 これから乗ろうという列車(1534M)は発車時刻が2分繰り下げられていました。繰り下げ運行はこの列車だけでなく、越後線では同じ時間帯に走る何本かの列車で時刻の変更があったようです。
 下のスクリーンショットの143Mの時刻を見ると、これから乗る1534Mと交換する関屋駅よりも先(新潟側)で2分繰り下げとなっております。143Mは関屋でいつもより長く待つことになるでしょう。

この日の143M
どこトレのスクリーンショット

 いざ乗車し、内野を目指します。運転席にある列車運行表も2分繰り下げになっていました。
 まずは関屋で143Mを狙います。
 


やはり関屋にはすでに143Mがいた
弥彦色のN36F

うしろはカボチャのN38F
11:52 関屋駅ホームにて

 143Mは今では貴重な2編成が繋がった6両編成です。弥彦色のN36編成と湘南色のN38編成でした。

 お次は寺尾で1539Mを撮影しようと考えていたのですが、肝心の寺尾入線時に考え事をしていて撮影できませんでした。下の写真は列車が駅に着いてから撮ったものです。
 車両は朝乗った139Mと同じ青ひげでした。
 139Mは10:55に新潟に到着し、折返しで1532Mになり11:01に新潟を出発します。11:25に内野に着き折返しで139Mになりますが、ここで吉田から来る先程の143Mと内野で並びます。11:51に143Mの後を追いかけるように出発し、通常なら11:57に寺尾を出ることになっています。
 この日は2分繰り下げ運行な上に遅延もあったようで、慌てて撮った下の写真の撮影時刻を見ると12:01でした。

また会いましたねぇ

 用事があるので内野で降りてしばらくは線路から離れることになりました。が、私の大好きなハラビロカマキリに会えたのでテンションは下がらず。
大きな写真で見たい方は
下のリンクをどうぞ


”国有鉄道”の表記

 さぁ鉄分豊富な場所へ戻ってまいりました。今度は踏切での撮影です。境界杭の表記が”国有鉄道”でした。
 ここで狙うのは115系ではなく、さらに編成数の少ないE127系です。

 E127系0番台はかつてJR東日本新潟支社に12編成所属しており、2両のワンマンから3編成をつなげた6両まで幅広く運用され、あの独特な東洋のGTOを響かせていました。
 しかし2015年3月にE129系に押し出されるかたちでえちごトキめき鉄道に譲渡されました。現在JR東日本新潟支社に所属するのはV12編成とV13編成の2編成のみです。また、機器更新があり東洋のGTOはもう新潟では聞けません。

 この踏切では、E127系で運行される149Mを撮影しました。149Mは2分繰り下げではなかったようです。車両はV13編成でした。

E127系V13F
駅が近いが思ったよりスピードが出ていた


 このあと115系で運用される142Mの撮影の為、新潟大学前駅の近くに行きました。
 が、時間になっても来ません。遅れているのかと思いどこトレを見ると、大変な事実が発覚しました。
 列車は通常、新潟大学前から内野までだいたい2,3分で走ります。交換の待ち合わせを考えても内野発車の5分前までに行っていれば間に合うと考え、内野発車時刻だけ見て待っていました。
 しかしこれが大間違いだったのです。下のどこトレのスクリーンショットを見て分かる通り、内野13:49発に対して新潟大学前は13:40発です。内野でかなり長い交換待ちがあるのでしょう。完全に準備不足でした。



車両の写真は撮れずスクリーンショットのみ

 今度こそ!と再び撮影にやって来たのは日も暮れた午後5時半前、156Mを狙います。
 156Mは新潟発の柏崎行で越後線全区間走破なロングラン列車です。このロングラン列車は内野を17:30に発車しますがその時に、同じくロングランの吉田発新潟経由村上行の1941Mと内野で交換します。内野駅に午後5時半前に行くと、駅の案内に”柏崎”と”村上”が表示され距離感が狂います。

テキトーに営業キロで計算してみました。
内野-柏崎:70.3キロ
内野-村上:74.2キロ
156Mの総走行距離 新潟-柏崎:83.8キロ(2時間13分)
1941Mの総走行距離 吉田-村上94.7キロ(2時間14分)

 さて、やってきた156Mを撮影しましたが、上手く流すことができませんでした。角度が浅いのでズーム流しだとキレイに撮れるのかもしれませんが、スマホでズーム流しは多分できませんね。ズーム流しは難しいので、私の技量では一眼レフでも上手く撮れないでしょう。
 車両はN36編成弥彦色+N38編成湘南色でした。143Mと同じコンビですが、逆向きに繋がれています。
143M柏崎行
背景も車両もブレてしまった

143Mと同じコンビだが124Mと逆向きに繋がれているので
また弥彦色が前で走る
 ついでに柏崎行1941Mと内野行1554Mも撮りました。
村上行の1941M


1554Mは156Mの一本次の内野方面の列車
上手く流せず顔ではなくドアがくっきり

 その後、歩いていたら内野所属の新しいエルガを見かけました。

内野所属の新しいエルガ
スマホのオートフォーカスが間に合わずピンぼけ


170M N34F
流し撮り失敗
 夜9時半頃に内野駅近くの踏切に行き、170Mを撮りました。タイミングがずれてしまい上手く撮れませんでした。
 車両は新潟3次色のN34編成でした。

 夜10時過ぎに内野22:10発のの175Mを撮りました。撮影場所は内野駅の近くの跨線橋の下ですが、暗いところに猫が何匹もいるのに気づきビックリしました。
 またしても上手く流せず、顔ではなくドアがくっきりしています。列車の速さにはまだ慣れていません。バスだと上手く流せるんですがねぇ。
 車両は旧弥彦色のN33編成でした。ちなみに175Mは柏崎から来ている越後線全線走破列車です。

顔がブレてドアがくっきり

 175M撮影後に内野駅に行ってみました。うまく撮影できそうな場所を探したり、発着番線表記付きの駅備え付け時刻表を見たりしました。

 階段から内野駅前の町並みが見えました。誰もいない静かな道が丸い街頭に照らされていて素敵な雰囲気でした。駅の中も駅の周りも誰もいませんでした。

内野駅前(南側)の町並み



 さぁいよいよ終電の撮影です。

 まずは新潟方面の最終列車である177M新潟行を撮ります。先程175M撮影後に下見した場所で撮影します。
 金曜日で飲み会が多いということもあり、内野駅のホームには多くの人がいてにぎやかでした。
23:09入線
停止目標が被る


 23:09頃に列車が入ってきました。上手く流せましたが、停止目標や柱が被ってしまいました。車両は新潟2次色のN35編成です。
今度は柱が被る
上手く流せたのに、、、

2番線に停車
乗務員扉の横に雪切り室のルーバーが見える

 ホームの電光掲示に”本日の新潟方面最終列車です”と表示が出ていました。

最終列車の表示

 内野で交換する吉田行の1682Mとの待ち合わせで停車時間が長く、車両の先頭まで移動して撮影できました。まぁ3両なので150m程ですが。

交換待ちでしばし停車

 1682Mが入って来ると、177Mは新潟に向けて出発しました。このあと177Mは新潟で折り返し176Mになります。




 そしてとうとう最後の列車、176M吉田行です。吉田方面の最終列車で、内野駅にその日に来る最後の営業列車です。
 177Mの折返しなので、車両は先ほどと同じN35編成です。

内野1番線に停車中の176M
時刻は日付が変わって0:02

 ※日付をまたぎ11月2日になっていますが、11月1日24時ということで一日の最終列車として考えます。
 115系を追っかけまわる旅の最後の列車が、幼い頃から慣れ親しんでいる新潟2次色でなんとなく安堵感があります。まぁ私の感覚ではまだ”新潟2次色はひし形パンタ”、”新潟3次色はシングルアーム”、”弥彦色は2両”という感じですが。
 他の用事の合間を縫って追いかけ、時刻を間違えたり上手く撮影できなかったりしましたが、充実した一日でした。
吉田方面に走り去る176M
このあと翌朝の始発まで営業列車は来ない

 

長い一日が終わりました。